「給湯器が故障?お湯が出ない!」お風呂やシャワー、洗面所や台所などでいつも何気なく使っているお湯が突然出なくなったら焦りますよね!特に冬場にお風呂に入れない、洗顔や洗い物にお湯が使えないとなると本当に困ってしまいます。
「給湯器が故障してしまった!業者に電話しなきゃ!」と慌てて電話する前に、まずはお湯が出ない原因を調べてみましょう。もしかすると給湯器以外に原因があるかもしれません。
慌てて業者を呼んで、高い出費にならないように落ち着いて原因を調べてみましょう。自分で簡単に解決できる場合もありますよ。
このページではお湯が出ない時に業者を呼ぶ前にチェックすべきことをご紹介します。ガスや灯油、電気など、給湯器全般に言えることをまとめてみましたので参考にしていただければと思います。
お湯を出しても何も出ない場合の原因と対策
お湯の蛇口を開いてもお湯も水も全くでない場合について、考えられる主な原因は次の通りです。
・断水している
そもそも水道が断水していてはお湯も水も全く出ません。他の蛇口から水や湯は出ますか?もし全ての蛇口から水が出ない場合は断水の可能性があります。
断水のお知らせは来ていませんか?周りのご近所でお水は使えていますか?→断水の場合は解除されるのを待ちましょう。
水道メーターの止水栓は開いていますか?→メーターボックス内の止水栓が閉まっている場合は開いてください。
地下水使用の場合はポンプは正常でしょうか?→ポンプの電源プラグが抜けていた。ポンプが壊れてたなんでこともあります。
・凍結している
冬場に多いのは給湯器につながる配管(給水・給湯)の凍結です。天気予報で「強い寒気が発生」などと報じている場合は凍結を疑いましょう。→凍結の場合は自然に溶けるのを待つのが無難です。頻繁に凍結する場合は配管の保温材や凍結防止ヒーターなどの対策が必要です。
凍結の場合の症状と対策については、こちらの記事にまとめています。併せてお読みください。
⇒⇒給湯器の凍結防止法!今すぐできるできる方法と、凍結した後の対処法!
・止水栓が開いていない
給湯器に水が供給されていないとお湯は出ません。給湯器の給水栓が閉まっている場合は開けましょう。
・配管が詰まっている、蛇口のコマの固着など
これはレアケースですが、古いお家などで鉄の配管が使われている場合に中に錆などが詰まってお湯も水も出ないということがあります。特定の蛇口だけ水もお湯も出ない時などは可能性があります。
また、しばらく使っていない蛇口で内部のコマパッキンが固着していて開いても出ないことがあります。その場合は蛇口を分解してコマパッキンを交換すればお湯や水が出るようになります。
水は出るがお湯にならない場合の原因と対策
お湯の蛇口を開いた時、水は出るがお湯にならない場合には次のような原因が考えられます。
・すぐに解決するうっかりミス
まずは全ての給湯器に共通するうっかりミスをチェックしましょう。
リモコンの電源は入っていますか?
リモコンの温度調節が低くなっていません?
混合水栓の温度調節が水になっていませんか?
間違って2バルブ混合栓の水の方を開いていませんか?
「そんなバカな」と思うかもしれませんが、慌てて業者を呼んだらこんなうっかりミスが原因だった・・・なんてことがあります。
そんな場合でもしっかり出張料金は取られてしまいますのでお気を付けください。
・燃料が供給されていない
ガス給湯器の場合、ガスの元栓が閉まっていたり、地震などでガスメーターの安全装置が作動していて、ガスが供給されていない場合があります。
ガスコンロをつけてみましょう。火が付くようならガスの供給は正常にされています。もし、ガスが供給されていないようなら、ガス会社に相談してください。元栓を開く、ガスメーターのリセットで復旧する場合があります。
石油給湯器の場合は、灯油があるかどうかをチェックしてください。灯油切れの場合は補充しましょう。灯油を切らしてしまった場合は灯油の補充だけでは復旧せず、エア抜きがひつような場合があります。
電気温水器・エコキュートの場合はブレーカーが落ちたままになっていませんか?本体スイッチは入っていますか?ブレーカーが落ちている場合はレバーを上げて復旧しましょう。
・電気が来ていない
電気温水器やエコキュートはもちろんですが、ガス給湯器・石油給湯器も電源が必要です。コンセントが抜けていたり、ブレーカーが落ちていないかをチェックしてください。
・混合水栓の故障
温度調節が付いているサーモスタット混合栓の場合、中の部品が壊れてお湯が出ない場合があります。この場合は水道業者に依頼して部品の交換、または混合水栓自体の交換が必要になります。
給湯器の故障の場合は?
ケアレスミスもない、水・電気は供給されている、燃料もある、蛇口も異常がない・・・ここまでチェックしてもお湯が出ないとなると、いよいよ給湯器の故障か?ということになります。その場合にやるべきことをまとめました。
業者を呼ぶ前に出来ること
給湯器が故障した場合、多くの場合、リモコンにエラーコードが表示されます。メーカーによってそれぞれエラーコードが意味する故障原因は違いますが、エラーコードによっては、故障ではなく、ちょっとした不具合(耐震装置の作動など)で表示され、リセットするとこで解除される場合があります。
エラーが表示された場合は、一度電源プラグを抜いて差し直してみてください。エラーが解除され、正常に使えるようになる場合があります。
リセットをしても復旧せず、再度エラーコードが表示されてしまう場合は、給湯器を取り扱っている業者に連絡する必要があります。
賃貸物件にお住いの方は、ご自分で業者に連絡するのではなく、物件の管理会社や大家さんにまず相談した方がいいでしょう。
給湯器などの設備が故障した場合の費用負担の区分などは、賃貸契約であらかじめ決められているはずですし、管理会社指定の給湯器業者が決められている場合もありますので、勝手に給湯器メーカーや業者のサービスを呼んでしまうと、トラブルの原因になってしまう恐れがあります。
給湯器の故障、修理か取替か?
一般的に給湯器の寿命はおおよそ10年が目安と言われています。また、給湯器メーカーが修理のための整備・補修部品を保有しているのは、製造終了後約7年~10年です。
設置して間もない給湯器や、メーカー保証期間内の給湯器の場合はもちろん修理したほうがいいでしょう。
しかし年式が古めの給湯器だと、修理のための部品が供給されていない場合が多いですし、もし修理ができたとしても、その他の部分で不具合が出たりと修理費用がかさんでしまう恐れもあります。
給湯器を設置して10年以上たっている場合は、修理をするよりも新しい給湯器への入れ替えを検討したほうがいいかもしれません。
給湯器を交換するのか?それとも修理をするのかは、交換した場合の費用、修理した場合の費用はいくら掛かるのかの見積もりをしてもらい、給湯器の年式からあとどれくらい使えそうなのかを考え合わせて、判断することをおススメします。
まとめ
今回は「給湯器の故障?お湯が出ない原因は?業者を呼ぶ前にチェックすることは?」ということで、お湯が出ない原因やチェックポイント、給湯器が故障した場合の対処法についてまとめてみました。
いつも何気なく使っているお湯ですが、出なくなったら慌ててしまいがちですが、以外にも給湯器以外の原因でお湯が出なくなることが多くあることがお分かりいただけたのではないでしょうか?
一度業者さんを呼んでしまうと、給湯器以外のなんてことない原因だったとしてもしっかり出張費などの費用は発生してしまいます。
無駄な出費を防ぐためにも、業者さんを呼ぶ前に、まずは冷静にお湯が出なくなった原因を確認してみてください。
業者を呼ぶ前にチェックすること、おさらい
・断水してませんか?
・凍結してませんか?
・止水栓、閉まってませんか?
・お湯が出ないのは特定の蛇口ですか?全部ですか?
・蛇口が故障してませんか?温度調節してますか?
・電源は入ってますか?
・ガスは来てますか?灯油は入ってますか?
それでもやはり給湯器の故障の可能性がある場合は、給湯器の専門業者に連絡することをおススメします。
本日は当ブログの記事をお読みいただき、ありがとうございました。
参考になりましたでしょうか?
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よろしければ併せてお読みいただければと思います。
⇒給湯器の寿命はどのくらい?こんな症状が出たら交換のサイン!
また、給湯器の取替や修理をお考えの方、
給湯器をお得に交換する方法についてはこちらの記事を参考にしてください!