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初心者ガイド:給湯器のDIY交換方法と必要な配管ノウハウ

給湯器全般

給湯器が壊れたり、古くなったりした場合、自分で交換(DIY)することができるのでしょうか?

 

実際、給湯器本体はネットで探せばかなり安く売っていて、動画サイトには給湯器をDIYで交換した動画もたくさん上がっています。

 

それを見れば自分でも・・・と思う方も多いのではないでしょうか。

 

そこで今回の記事は、「給湯器交換はDIYでできるのか?」について実際に給湯器業者で交換工事を行っている者の立場から書いてみたいと思います。

 

この記事を書いた人

給湯器販売会社に取付工事担当として10年勤務。

エコキュート、石油給湯器、ガス給湯器などの各種給湯器を年間約200件以上を施工しています。

 

自分で挑戦!給湯器のDIY交換方法

 

実際のところ、給湯器の交換自体は決して複雑なものではありません。

 

一般的な家庭用の給湯器に接続されているのはざっくりいうと、

  • 給水配管(給湯器に水が入る配管)
  • 給湯配管(給湯器からお湯が出ていく配管)
  • 追い炊き配管(追い炊き機種の場合。往きと戻りの配管が浴槽につながっている)
  • 燃料の配管(ガスならガス管、石油なら送油管、電気なら200V電源)
  • リモコン線(給湯専用なら1本、フルオートなら2本)
  • コンセント(電源)

になります。決して多くはないですし、落ち着いて見れば、どれがどの配管なのか見分けるのは難しくありません。

 

給湯器を「交換する」というのは、簡単に言ってしまえば、

 

古い給湯器をこれらの配管・配線から取り外し、新しい給湯器を元通りに取り付ける。

 

ただそれ「だけ」の作業になります。

 

使う工具はというと、

  • モンキーレンチ
  • パイプレンチ
  • ドライバー
  • ペンチ

 

くらいです。特殊な道具はあまり使いません。どれもホームセンターなどで売っているものばかりです。

 

なので、多少の手先の器用な方なら、給湯器交換をDIYで交換することは十分に可能だと言えなくもありません。

給湯器のDIY交換にチャレンジするのはいかがでしょうか。正しい手順を踏めば、自宅でプロ並みの交換が可能です。

作業の安全性を確保しながら、DIYの達成感をぜひご自身で体験してください。

給湯器DIY交換のステップバイステップ

 

ここまでのお話だと、給湯器の交換は決して難しいいものではなく、DIYで簡単にできると思われたかもしれません。

 

でも、ここからは「ただし・・・」の部分になります。

 

給湯器業者の社員として、毎日いろいろな現場で給湯器の交換を行っている立場から言うと、給湯器交換は「言葉で説明すれば簡単だけど、実際にやってみると結構大変」な作業になります。

 

 

給湯器の交換は「外す」のが大変?!

 

給湯器を交換するためにはまず古い給湯器を取り外さなければなりません。

 

この給湯器を「取り外す」というのが作業になれていない人にとって意外と難題になります。

 

給湯器の配管は現場によって様々な部材(材料)で接続されていて、配管の種類や古さなどによって作業の難易度が変わってきます。

 

例えば配管の素材が一般的な塩ビ管やフレキ管であれば、比較的簡単に切断したり取り外すことができます。

 

しかし繋がっている配管が古い鉄の配管だったりすると、慣れていない人では、まず簡単には外すことができません。

 

 

 

古くなった配管はこんな風にちょっとし触っただけで簡単に折れてしまうことも。

 

古くて劣化している配管を無理に外そうとして配管を根本から折ってしまい、水が噴き出したりすると大変なことになります。

 

費用を安く上げようと給湯器をDIYで交換するのに、水道管の修理で逆に高額の費用がかかったりすると笑えないですよね。

 

また、配管の素材が架橋ポリエチレン管やポリブデン管など、特殊なものだったりすると、専用の接手でないと接続し直すことができないので、知らずに切ってしまうとその時点でアウト!ということになります。

 

給湯器交換に必要な資格とDIYの安全対策

 

給湯器の給水、給湯配管の接続などは特に資格が必要な作業ではありませんが、給湯器の交換工事では資格が必要な作業もあります。

 

例えば、ガス給湯器のガス管の接続には専用の資格がいりますし、電気温水器などで、電気の配線を接続するには電気工事士の資格が必要です。

 

そうなると、給湯器本体はDIYで接続し、ガスや電気の接続は取付業者に・・・ということになりますが、一部作業のみの依頼となると業者さんによっては受けてもらえない可能性があります。

 

もし受けてくれても、あまりいい顔はされないかもしれません。

 

なかなか勇気のいる依頼だと思います(苦笑)

 

DIYで給湯器を交換する際のリスクとその対策

 

という訳で、ここまでの話を見て、「思ったより大変だな~」と思われた方や、配管や工具の名前を見て「?」となった方には、給湯器交換をDIYでやることはおススメできません。

 

ぱっと見簡単にできそうでも配管が古かったり状態が悪かったりするとD IYでは対処しきれなかったりします。

 

またガスや電気の配管、配線など免許が必要な作業をDIYで行うと、思わぬ事故につながる恐れもあります。

 

やはり給湯器の交換は、「信頼できる業者さんに依頼するほうが無難で安心」ということになります。

 

まとめ

 

給湯器交換はDIYで交換できるのか?についてまとめます。

 

  • 給湯器交換は、基本的に「取り外して、逆の手順で取り付ける」だけ!
  • ただし、やってみるとそう簡単にはいかない場合が多い。
  • 特に給湯器を外す時には注意が必要。
  • ガスや電気の接続には資格がいります。
  • 知識のない方や、腕に自信のない方は、業者に依頼したほうが結果的にお得。

 

給湯器の交換は、決して安くないだけに、DIYでお金を掛けずにやってしまいたいという気持ちはとてもよくわかります。

 

しかしDIYによる不完全な取付は漏水(水漏れ)を起こして、それまでの労力や材料費が無駄になるばかりでなく、逆に修理代で大金がかかることもあります。

 

また燃料漏れや排気漏れ、漏電などを起こせば、火災や爆発、一酸化炭素中毒など命にかかわる重大な事故につながることもあります。

 

給湯器交換を業者に依頼するということは、単に給湯器を買うということではなく、お金で「安心・安全」を買うと考えたほうがよさそうです。

 


 

本日は当ブログの記事をお読みいただき、ありがとうございました。

参考になりましたでしょうか?

 

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