給湯器のトラブルで代表的なものといえば、「水漏れ」が挙げられます。いつも何気なく使っている給湯器から突然の水漏れ?
給湯器の水漏れの原因は?お湯は使える?修理はできる?費用は?
いろんなことが頭に浮かんでパニックに!
でもここは一度冷静になって給湯器の原因と水漏れの対処法について考えてみましょう。
一口に「給湯器の水漏れ」といってもいろいろな原因があり、中には給湯器の故障ではない場合もあるのです。
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目次
給湯器の水漏れ箇所別の原因と対処法
給湯器の水漏れといってもどこから水が漏れているのか?水漏れ箇所によって対処法がかわってきます、まずはどこから水漏れしているのかを確認しましょう!
代表的なものとしては、
・給湯器の内部から水漏れしている
・配管から水漏れしている
・安全弁から水漏れしている
などが挙げられます。順番に見ていきましょう。
給湯器の内部から水漏れしている
給湯器が設置している地面が濡れている、内部から水が漏れる音がするなどの場合は給湯器の内部の水漏れが考えられます。
多いのは、給湯器内部の配管の継ぎ目のパッキンの経年劣化、銅配管に穴が開いている(ピンホール)などです。
少量の水漏れの場合、そのまま使用できている状況でしょうが、放置していると水漏れがひどくなってお湯が出なくなったり、基盤部分などに水がかかって漏電し、使用不能になる恐れがあるので早急な修理が必要です。
配管やパッキン場合は水漏れしている部分を交換することができますが、年式が古いと部品の供給が終了している場合もあり、修理が不可能な場合があります。
また、給湯器内部のタンク(函体)にお湯を貯めておくタイプの「貯湯式給湯器」の場合、函体からの水漏れは修理不可能だと思ったほうがいいでしょう。
部品交換で修理が可能な場合でも、設置から10年以上経過している給湯器の場合は、取替も含めた検討が必要になります。
配管から水漏れしている
給湯器本体につながっている水やお湯の配管の継ぎ目から水漏れしている場合があります。原因は配管本体や配管接手の経年劣化やが考えられます。
設置して間もない場合は設置工事の不良も考えらますし、新しい給湯器を設置して、お湯の出がよくなり、既存の配管に負担がかかって水漏れする場合もあります。
見た目に水漏れがなくても、家の内部の配管や地面の下の見えない配管から水漏れしている場合もあります。
「最近水道料金が急激に上がった」
「水やお湯を使っていないのに水道メーターが回っている」
「お湯を使っていないのに、給湯器が燃焼し続けている」
こんな時には配管からの水漏れを疑ってみてください。早急な修理が必要です。
給湯器本体以外の配管からの水漏れの修理は、給湯器の設置業者や、水道業者に相談しましょう。
安全弁から水漏れしている
本体にお湯を貯めるタンクが内蔵されている「貯湯式(ちょとうしき)給湯器」には、減圧弁と安全弁が付いています。電気温水器やエコキュートも「貯湯式給湯器」に分類されます。
どちらもタンクを保護するための部品で、「減圧弁(げんあつべん)」は水道水の圧力を下げる為に、そして「安全弁(あんぜんべん)」は給湯器が燃焼(電気だと沸き上げ)し、タンク内部の圧力が高まった時に膨張した水を排出するしタンクの圧力を下げる役割を果たします。
減圧弁・安全弁の位置は給湯器の外側についている場合もありますし、給湯器に内蔵されている場合もあります。
給湯器が燃焼中に安全弁から水が出ている場合は正常です。
しかし給湯器が燃焼していない、スイッチが入っていない時でも常に安全弁から水が出ている場合には次のケースが考えられます。
減圧弁または安全弁の故障
給湯器への給水栓を閉じると水漏れが止まる場合は、減圧弁もしくは安全弁の故障が考えられます。安全弁が故障して水が止まらなくなっている場合もありますし、減圧弁が故障してタンクの圧力が上がり、安全弁が作動している場合もあります。
減圧弁、安全弁の故障の場合は業者に部品を交換してもらいましょう。外付けタイプの場合は汎用品の減圧弁、安全弁で交換修理が可能です。しかし、給湯器内部に内蔵されているタイプだと専用の部品を交換する必要があります。
その場合、給湯器の年式が古いと部品の供給が終了していて、修理が不可能な場合があります。
混合栓の逆流
給湯器側の給水栓を閉じても安全弁からの水漏れが止まらない場合は、浴室や台所などの「混合栓からの逆流」が考えられます。
サーモスタット混合栓やシングルレバー混合栓が破損し、混合栓の水がお湯側の配管に逆流し、給湯器のタンクの圧力が上がって安全弁が作動しているのが原因です。
サーモスタット混合栓は温度調節が付いているタイプの混合栓でシングルレバー混合栓は写真のように1つのレバーでお湯と水を切り替えるタイプの混合栓です。
サーモスタット混合栓
シングルレバー混合栓
この場合は、給湯器に問題はなく、逆流している混合栓の修理・交換が必要になります。混合栓の交換はホームセンター等で、混合栓本体を購入しDIYで交換することもできます。
交換自体はそんなに難しいものではないですが、古い水栓を取り外す際に配管を痛める恐れもありますので、自信のない方は業者に依頼されることをおススメします。
このように一口に「給湯器の水漏れ」といっても水漏れの箇所によっていろいろな原因があり、それぞれのケースに応じた対処をしなければなりません。
まずは、給湯器のどこから水漏れしているのかを特定しましょう。
給湯器の水漏れ、自分で修理できる?
結論から言うと、給湯器が水漏れした場合、自分で修理するというのはあまりおすすめできません。
給湯器内部の水漏れ修理で、見よう見まねで分解して元に戻せなくなった、分解時に基盤やイグナイターなどの電気部品に水がかかり破損しまった、など修理するつもりが余計に壊してしまい、治るはずの給湯器が修理不能に・・・なんてこともよくあります。
特にガス給湯器や石油給湯器などは、誤って燃焼系の部分を触ってしまい、不完全燃焼や火災などの危険を引き起こす恐れがあります。
配管の修理も知識なく行うと、余計に水漏れがひどくなったり他の箇所の配管を壊してしまったりして被害が拡大することがあります。
ですから、給湯器や配管の水漏れを発見した場合は、自分で修理しようとはせず、必ず専門知識を持った業者に修理を依頼することをおススメします。
給湯器の水漏れ修理、どこに依頼すればいい?
給湯器の水漏れの修理は、その給湯器を取り付けた業者に修理を依頼するのが手っ取り早いでしょう。
給湯器の説明書や保証書に記載している設置業者に連絡しましょう。一戸建てなら家を建てたハウスメーカーに問い合わせれば設置業者を教えてくれます。
賃貸物件にお住いの場合は、物件の管理会社や大家さんにまず相談してください。
給湯器のメーカーに連絡するという方法もありますが、メーカーのサービスは基本的に給湯器本体の水漏れしか修理してくれません。
水漏れを調べた結果、給湯器以外の配管からの水漏れが新たに見つかったりしても、その部分については修理してもらえないので、新たに業者を呼ぶことになり、二度手間になる恐れがあります。
設置業者がわからない、廃業していてもうないという場合には、最寄りの給湯器の業者を探しましょう。
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まとめ
今回は給湯器の水漏れについて、水漏れ箇所別の原因と対処法についてお送りました。
まとめとしては、
・給湯器の水漏れには様々な原因があり、中には給湯器自体に問題がないものもある
・給湯器の水漏れは放置せず、必ず修理しましょう。
・給湯器の水漏れは自分で修理せず、必ず専門の業者に依頼する。
・賃貸物件の場合は、管理会社や大家さんに速やかに連絡する。
・水漏れの修理は給湯器の設置業者に依頼するのが基本。
ということになります。
給湯器とそれに付随する配管類は毎日使用するもので、得に古くなると水漏れ等の不具合は必ず出るものです。
給湯器は家の裏側など目立たないところにひっそりと置かれている場合が多く、普段は存在が意識されないので、水漏れの発見は遅れがちになります。
一度どこに給湯器が設置されているのか、確認しておくことが大事です。また、いざという時のために、給湯器の設置業者はどこなのか確認しておきましょう。
そして、給湯器の水漏れ箇所とその原因について把握することで、その水漏れは給湯器が原因のものなのか?それとも別に原因がわかります。そうすれば修理を依頼する際にスムーズにやりとりでき、二度手間や余計な出費を防ぐことにつながります。
本日は当ブログの記事をお読みいただき、ありがとうございました。
参考になりましたでしょうか?
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