「給湯器が壊れてお湯が出ない!」
「最近給の器の調子が悪いんだけど・・・」
「給湯器が古いのでいつ壊れるか心配・・・」
こんな時には、給湯器を交換する必要があります。
給湯器が使えない間はお湯が使えなくなり、不便な生活を強いられてしまいます。特に冬場は大変ですよね。
少しでも早くお湯が使えるようにしてもらいたいところですが、給湯器の交換に掛かる時間は、工事の内容によって様々で場合によっては交換に時間がかかる場合もあります。
また、給湯器の交換に掛かる時間としては、「交換工事自体に掛かる時間」に加えて、「給湯器の手配に掛かる時間」や「工事業者の手配に掛かる時間」も考慮しなければなりません。
また、工事を依頼されるお客様の立場としては、立ち合いなどで「工事の為にお客様が拘束される(家にいなければならない)時間はどれくらいか」というのも気になるところではないでしょうか。
今回の記事はこのような「給湯器の交換に関する時間」について解説していきたいと思います。
給湯器を交換しなければいけないのはどんな時?
給湯器を交換する必要があるのはどんな時かまとめました。次のような場合は給湯器を交換する必要があります。
・給湯器が故障し、修理が困難な時
当然ですが、給湯器が故障してしまった時は、交換が必要になります。
- スイッチを入れても全く動かない。燃焼しない
- 全ての蛇口からお湯が出ない。
- リモコンにエラーが表示され、リセットしても解消されない。
このような場合は、給湯器の故障が疑われます。
取り付けて間もない場合や、年式が新しく部品がある場合は修理が可能です。
しかし年式が古い給湯器の場合は部品供給が終了されていて修理が不可能な場合があります。
その場合には給湯器を交換する必要があります。
メーカーの部品供給期間は、製造終了から約7年~10年です。
・給湯器の調子が悪く、年式が古い場合
給湯器は動いていて、お湯は使えるんだけど何となく調子が悪いと感じる時があります。
- 作動音が大きくなった、点火時に大きな音がする
- 燃焼時の臭いが気になるようになった。
- 黒い煙が出る、排気口が黒く汚れている。
- 点火時に大きな音がする、燃焼中の音が大きくなった。
- お湯の温度が不安定(熱くなったりぬるくなったりする)
- 給湯器本体から水が漏れている。
- エラー表示が頻繁に出るようになった。
このような症状が出た時は「給故障が故障する前触れ」と思ったほうがいいでしょう。
特に製造から10年以上たっている古い給湯器の場合は、修理よりも交換を検討したほうがいいでしょう。
給湯器の故障が多くなる冬場は、業者も繁忙期に入り、いざ故障してから交換を依頼してもすぐに対応してもらえない場合があります。
また、近年ではコロナ禍やウクライナ情勢などの影響で給湯器の品薄状態が続いていて、注文してから商品が入荷するまでに長期間待たなくてはならないという事も起こっています。
数日なら我慢できますが、お湯が使えない期間が長くなると、日常生活に大きな支障が出てきます。
お湯が使えている間に、調子の悪くなった給湯器は早めに交換をするようにしましょう。
給湯器交換、工事の時間や内容は?
ではいざ給湯器を交換することになった場合、交換するのにどのくらい時間がかかるものなのでしょう。
業者に給湯器の在庫があればその日のうちに交換できる場合もありますし、交換までに何日も掛かり、その間お湯が使えないといった場合もあります。
給湯器交換がすぐにできる場合
今まで使っていた給湯器と同じタイプのものと交換するのであれば、半日から1日あれば工事ができる場合がほとんどです。
工事の内容としては、
- 古い給湯器の取り外し
- 新しい給湯器の設置・固定
- 給水・給湯配管の繋ぎ込み
- 追い炊き配管の繋ぎ込み(追い炊き付きの場合)
- リモコンの交換
- 試運転・使用説明
- 引き渡し
といった感じです。
ガス給湯器や石油給湯器の交換であれば、工事完了後、すぐにお湯を使い始めることができます。
ただし、電気温水器やエコキュートの場合は、工事完了後からタンク内のお湯を沸き上げていきますので、工事後すぐにお湯を使うことはできません。
お湯が使えるようになるまでは、さらに5〜6時間程度、8時間通電タイプの電気温水器の場合は沸き上げが完了する翌朝までお湯が使えない場合もあります。
給湯器交換に時間がかかる場合
次のような場合は、給湯器交換に時間がかかることがあります。
- 給湯器の在庫がない
- 取付業者が忙しい
- 設置場所や給湯器のタイプが変わる
- ガスや石油給湯器から電気に変わる
給湯器業者に在庫がない場合は、メーカーから給湯器を取り寄せする時間がかかります。
その場合、給湯器交換には「取り寄せ期間+工事期間」がかかることになります。
通常であれば、取り寄せをしても注文から2~3日で入荷しますが、給湯器交換の需要が高まる冬場(12月~2月)はメーカーの生産が追い付かず、給湯器の在庫を切らすということもあります。
また、前述した通りコロナ禍やウクライナ問題などによる世界的な半導体不足の影響により、希望する給湯器が注文してもなかなか入荷しないというケースも起こっています。
そうなった場合は、給湯器が入荷するまでのかなりの期間、お湯が使えない生活を強いられることになります。
また、設置場所を変更したり、給湯専用タイプからフルオートタイプなどタイプの違う給湯器を取り付ける場合には、配管の延長や追い炊き配管の新設工事など、追加工事が必要になり工事に時間がかかることがあります。(1日~数日)
さらに、石油やガス給湯器からエコキュートや電気温水器などへ変更する場合には、電力会社への申請手続きが必要になりますので、申請が下りるまでの期間を含めると、工事完了までに2~3週間かかる場合があります。
給湯器の工事に時間がかかるということは、その間はお湯が使えないということになります。
お湯が使えなくて一番困るのは毎日のお風呂だと思いますので、近所に銭湯があるかどうかなどを確認しておきましょう。
業者によっては、新しい給湯器が付くまでの間、仮設の給湯器をレンタルしてくれるところもありますので、相談してみてもいいでしょう。
給湯器の交換には立ち合いが必要か?
給湯器の交換工事に掛かる時間として、お客様の立場からすれば「工事の為にお客様自身が自宅にいなければいけない時間」も気になるポイントだと思います。
給湯器は屋外に設置されているので、「そもそも給湯器の交換に立ち合いは必要ないのでは」と思われる方もおられるのですが、給湯器の交換工事には屋内での作業が必要な部分があるため、工事当日の立ち合いは必ず必要になります。
- 古い給湯器の取り外し
- 新しい給湯器の設置・固定
- 給水・給湯配管の繋ぎ込み
- 追い炊き配管の繋ぎ込み(追い炊き付きの場合)
- リモコンの交換
- 試運転・使用説明
- 引き渡し
先ほどご紹介した交換工事の内容の中で、赤字で示した部分は屋内での作業となりますので、お客様に在宅していただく必要があります。
それ以外の屋外作業の時間帯は、在宅していただかなくても作業が可能といえますが、工事途中の予期せぬトラブルや工事の仕様変更の確認など、立ち合いが必要になる場合もあるので、できれば在宅していただけるのが理想です。
ただし、近年共働きなどで終日の在宅が難しいお客様も多いことを考えると、買い物等の所用での短時間の外出や、屋内作業の時間帯のみ帰宅で工事が可能かどうかなど、業者に対応可能かどうかの相談をしてみるといいでしょう。
まとめ
「給湯器交換、工事の内容や時間はどれくらいかかる?」についてまとめます。
・給湯器の交換にかかる時間は「取り寄せに掛かる時間+工事に掛かる時間」
・給湯器の交換工事には立ち合いが必要で「在宅していなければならない時間がある」
・業者に在庫があれば即日工事できる場合もある。
・コロナ禍やウクライナ情勢などで給湯器は品薄なので注意する。
・工事の時間は簡単なものは数時間~半日だが、追加工事があれば数日かかることも
・冬場は業者の繁忙期、依頼が殺到するので早めに依頼する
・調子の悪い給湯器は完全に壊れる前に交換を依頼がおススメ
何度も言いますが、給湯器が壊れてしまうと、お風呂が使えなくなるなど不便な生活を送らなくてはならなくなります。
特に冬場は給湯器の故障が多く、業者に給湯器交換の依頼が殺到し、なかなか工事ができない場合もあります。
日頃から給湯器を定期的に点検するなど、給湯器の調子には気を付けておき、不調を感じたら早めに修理を依頼することが大切になります。
本日は当ブログの記事をお読みいただき、ありがとうございました。
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