安い電気代でお湯が使えるので急速に利用者が増えている給湯器、「エコキュート」。

 

新築の住宅はもちろんのこと、既存の住宅で古くなった給湯器の交換にエコキュートを検討されている方も多いと思います。

 

しかし最近、エコキュートの「騒音」が問題になっているのをご存知でしょうか?

 

健康被害やご近所トラブルの原因になりかねないエコキュートの騒音ってどんな音なのか?トラブルならないための騒音対策とは?

 

これからエコキュートを取り付けようかと考えているならエコキュートの騒音についても知っておいた方が良さそうですね。

 

スポンサーリンク      

 

エコキュートの騒音は低周波!?どんな音がするのか?

 

 

 

エコキュートといえばガス給湯器や石油給湯器と違って燃焼音がないので静かなイメージがあるのですが、実はヒートポンプユニットから発生する「低周波音」が騒音問題になっています。

 

ツイッターでもエコキュートの騒音被害を訴える声が多数上がっていますね。

 

 

それによるとエコキュートの騒音は、

 

・うなるような音

・音量は大きくない

・人によっては気にならない場合もあり、個人差がある

 

と言った感じでかなり厄介な音のようです。

 

ネットには実際のエコキュートの騒音を記録した動画も多数上がっていますね。

 

 

確かに決して大きな音ではありませんが、断続的にこの音が聞こえてくると不快な感じがします。

 

このエコキュートから発せられる騒音の正体は「低周波音」というもので、エコキュートのヒートポンプユニット(エアコンの室外機のようなもの)が運転する際に発生しています。

 

この低周波音はエコキュート以外にもエアコンなどからも出るのですが、特にエコキュートは深夜電力を使ってお湯を沸かす為、みんなが寝静まった夜中、特に朝方に多く運転することになり、小さな音でも余計に目立ってしまいます。

 

エコキュートの騒音で健康被害に?!

 

このエコキュートの騒音は、ただうるさいだけでなく、エコキュートの低周波音が原因でめまいや頭痛、不眠や吐き気などの健康被害が出る場合もあります。

 

これまで報告されているエコキュートの騒音が原因(とされる)健康被害には、

 

・不眠 ・頭痛 ・イライラする ・耳鳴り ・体のしびれ ・肩こり

・倦怠(けんたい)感 ・食欲不振 ・微熱 ・食欲不振 ・動悸(どうき)

 

などが報告されています。

 

また、さらにひどくなるとノイローゼやうつ、ストレス性障害などになってしまったという例もあり、エコキュートの騒音は決して無視できない問題となっています。

 

エコキュートの騒音でトラブル、裁判沙汰も?!

 

しかもこのエコキュートの騒音が厄介なのは、設置した家の住人が騒音に悩まされる場合の他に、近隣の住人にまで被害が及び、ご近所トラブルになる恐れがある点です。

 

中にはエコキュートの騒音によるトラブルで民事訴訟に発展したケースも多くあります。

 

「エコキュート」訴訟で和解 健康被害訴え、隣人らと

群馬県高崎市の男性(52)が、隣家に設置された給湯器「エコキュート」で不眠症などの健康被害を受けたとして、隣人に運転差し止めと機器メーカー、住宅メーカーに計約270万円の損害賠償を求めた訴訟は18日、前橋地裁高崎支部(川口代志子裁判長)で和解が成立した。

 

原告側代理人によると、和解内容は年内に撤去し、別メーカーの給湯器を設置するほか、費用は各メーカーが負担するという。

訴状によると、男性は2009年2月に隣家の給湯器の運転が始まると音や振動で夜中に何度も目が覚め、頭痛や耳鳴りの症状が出た。男性の妻は不眠症、自律神経失調症と診断された。

消費者安全調査委員会は男性の申し出を受け、12年11月からこの給湯器の低周波音や振動と症状との因果関係などを調査している。

機器メーカーは「コメントは差し控えたい」としている。〔共同〕

 

※2013年11月18日付 日本経済新聞より

 

ただ新しい給湯器に交換しただけで知らず知らずのうちに騒音被害の加害者になっていた・・・

 

そんな事にならないようにエコキュートの騒音に関する知識を身につけておきましょう。

 

スポンサーリンク
    

 

エコキュートの騒音トラブルを防ぐには?

 

エコキュートの騒音被害の加害者にならないように、エコキュートを設置する際には騒音被害を出さない対策が必要になります。

 

設置の際には隣家の間取りにも注意する

 

エコキュートの騒音被害で多いケースは、ヒートポンプユニットが寝室の近くに設置されているために起こるというケースです。

 

ヒートポンプユニットと寝室との距離が2〜3m以下だと騒音被害が出る可能性が高くなります。

 

エコキュートを設置する際にはヒートポンプユニットと寝室との距離をできるだけ取るように考慮することが大事です。

 

その際には、自分の家だけでなくお隣の寝室の位置に注意しましょう。

 

できれば設置前にお隣に事情を話して間取りを教えてもらえるのがベストです。

 

ヒートポンプの設置位置に注意する

 

エコキュートの貯湯タンクはかなり大きなものなので、設置できる場所が限られてくると思います。

 

熱効率上、貯湯タンクとヒートポンプユニットは並べて設置するのがベストですが、貯湯タンクが置ける場所が限られていて、しかも寝室から近い場所という場合には、貯湯タンクとヒートポンプユニットを離して設置することも考えましょう。

 

ほとんどのメーカーの場合、水平距離で15m程度まで離して設置できるので、設置業者さんんと相談してみましょう。

 

まとめ

 

今回は、エコキュートの騒音についてご紹介しました。

 

少ない電気代でお湯が使えるエコキュートは確かに優秀な給湯器で、メリットばかりに注目が行きがちですが、騒音問題というデメリットな面もあることを知っておくことが大切です。

 

決して広くはない日本の住宅事情、エコキュートの設置には細心の注意が必要になります。

 

一度取り付けると移動させるのはなかなか大変です。取付業者さんとの打ち合わせはもちろん、ご近所さんとのコミュニケーションをとっておくことが重要です。

 

スポンサーリンク